水害きっかけで店をやめる人もいると聞く

8月の記録的な大雨では、熊本市中心部の繁華街で多くの浸水被害がありました。大雨から1か月、営業再開できない店もあり、被害の深刻さが浮き彫りになっています。

熊本市役所近くの雑居ビルの地下にあるバー「69spirits(ロックスピリッツ)」は球磨焼酎を豊富に揃えた店です。しかし、焼酎の瓶が並んでいた棚は空っぽになっています。

8月の大雨で壁の隙間から水が入り、床上浸水しました。今も復旧作業が続いています。

店主 星原克也さん「(カビの臭いを取るため)エアコンは24時間つけっぱなし。電気代、いくらになるか怖いよね」

片付けはほぼ終わりましたが、床の張り替えなどはこれからで、営業再開のめどは立っていません。

店主 星原克也さん「中には店をやめるという方がいくつかいる。水害が廃業のトリガーになる可能性がある。飲食店は楽な商売ではなく、コロナの後遺症が残っているので」

周辺の店の現状にも触れ、被害の深刻さを訴えます。