遠隔操作ロボットが生み出す「現実感」

しんちゃんは、これまで使ってきたリモート会議システムでの授業よりも「同級生と交流しやすくなった」と感じています。

西岡伸一郎くん「OriHimeの交流の方が実際にその場にいる感じがする。現実みたいな感じです」

栗原教授は、遠隔操作ロボットを活用することで「特別支援学校の児童は、より主体的に学ぶことができ、小学校の児童は共に学ぶ実感を持てる」と考えています。

九州ルーテル学院大学 栗原和弘教授「障害が理由で学べない子どもたちがたくさんいるので、気軽に小学校の先生がセットして、
特別支援学校の先生と一緒に授業をやるのが、もっとできるようになればいいなと。そういう環境になることが私が願っていることですね」