テロや大規模な暴動などに対応する「治安出動」に向けて、熊本県警と陸上自衛隊による共同訓練が始まりました。
この共同訓練は県警と陸上自衛隊が2002年に結んだ協定に基づくもので、今年で5回目です。

国内では、テロや殺傷力の強い武器による攻撃など、警察だけでは対応が難しい場合、内閣総理大臣の命令などを受けて自衛隊が治安出動することができます。
12月1日の訓練は「武装した工作員が重要施設を攻撃した」という想定で、警察官と自衛官、合わせて約70人が参加しました。

訓練では白バイやパトカーに先導された自衛隊の車両が緊急出動をする流れなどを確認しました。
熊本県警警備二課 田中良和 危機管理室長補佐「いつ、どこで、何があるかわからないような状況や時代にあるため、自衛隊との連携強化や対処能力の向上を図っていきたい」
また、自衛隊は任務の多様化に対応するため、従来よりも輸送できる人数が多い新型の輸送車を公開しました。

共同訓練は、あす12月2日まで行われます。









