釧路湿原周辺で進むメガソーラー建設計画について、北海道の鈴木直道知事は1日、東京で石原環境大臣と面談し、早急な法整備やガイドライン作成などの対策強化を求めました。
1日午後3時半すぎ、石原宏高環境大臣のもとを訪問した鈴木直道知事。目的は、複数の法令違反が指摘されている釧路のメガソーラー計画についてです。
釧路湿原周辺におけるメガソーラー建設をめぐっては、建設予定地の釧路市北斗の現場で、北海道は事業者である大阪の「日本エコロジー」に対し、土壌汚染調査を行うよう行政指導していて、工事はストップしています。
その一方で、「日本エコロジー」は釧路市昭和を含む12か所で12月にもメガソーラー建設を着工する予定です。
そのうち7か所の建設予定地は、絶滅危惧種「キタサンショウウオ」の生息域で、釧路市が再調査を求めています。
鈴木知事は、石原環境大臣に対し「法整備を待たずにガイドラインの作成を大臣のリーダーシップのもとでやっていただきたい」と対策強化を求めました。

鈴木知事の発言を受けて石原環境大臣は、「スピード感を持って取り組んでまいりたい」と述べました。
日本エコロジー側は「事前調査は適切に行っている」として工事を進める意向を示しています。














