熊本市は、来年(2026年)2月から、窓口業務の受け付け時間を短縮すると発表しました。働き方の見直しなどが目的で、導入は熊本県内で初めてということです。
窓口時間の短縮は、大西市長が10月10日の記者会見で発表しました。

現在、熊本市の窓口対応時間は「午前8時半~午後5時15分」です。
来年2月2日からは、午前を30分、午後は45分短縮し「午前9時~午後4時半」となります。
対象は区役所や出張所の他、市役所で税などに対応する窓口で、繁忙期の3月中旬から4月上旬は短縮せずに対応するということです。

理由は?
市は、その理由として、コンビニで住民票などが発行できるようになったことで、窓口での手続き件数がこの5年間で3割減っている(198万件→134万件)ことや、短縮する時間帯の利用者が全体の8.3%にとどまることを挙げています。
一方、証明書のコンビニ交付率は6%から57%に増加しています。
時間の短縮は職員の働き方改革や業務の効率化が目的ですが、職員の時間外勤務、いわゆる「残業」も減り、年間で約3150万円の人件費が削減できる見通しです。
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