八代エリアのバス運行に支障

さらに、影響は公共交通にまで広がっています。産交バス八代営業所は38台のバスのうち34台が被災し、8月12日は終日運休しました。

産交バス八代営業所 堺哲郎所長「路線バス、循環バスについてはほぼ使えない状況」

営業所前の道路が冠水し、営業所にも水が流れ込みました。

記者「この営業所に水が押し寄せ、路線バスのタイヤが半分ほど浸かる60センチほどのところまで水が押し寄せました」

堺所長「バッテリーなどが水没して使い物にならなくなった」

エンジンがかからない車両のほかに、電子機器の不具合でドアの開閉などが安全にできない車両もあります。

また、営業所の整備工場も被災し不具合のチェックも思うようにできません。

真夏の暑さが戻る中、従業員たちは通常運行に近づけるよう作業を進めていました。

営業所の従業員「思ったより雨がすごかったので、早く元の状態に戻れれば」

産交バス八代営業所は、残る4台と他の営業所から取り寄せた5台で八代駅や中心部の商業施設をまわる循環バスを運行します。

現在、あす13日以降の運行を目指し準備を進めています。

一方、八代と芦北方面や松橋方面を結ぶバスは運行再開のめどが立っていません。