「核武装が最も安上がり」と訴えた候補者が、先の参議院議員選挙で初当選しました。この発言に真っ向から反論し、SNSで発信を続けているのが熊本市の大西一史市長です。

熊本市 大西一史市長「被爆80年という非常に大きな節目を迎えている中で、安易にいろいろなことが語られているのではないかとの危機感があった」

大西市長が「安易だ」と指摘するのは、参院選で東京選挙区から初当選した参政党の「さや」氏が選挙期間中に訴えた「核武装は最も安上がり」という発言です。

参院選の翌日、大西市長がこの発言に強く反論し、核兵器廃絶に向けた思いをXに投稿すると、瞬く間に拡散したのです。2日間に投稿した3件の表示回数は合わせて1000万回を超えました。

【写真を見る】大西市長の「X」への投稿

熊本市 大西一史市長「核武装をすれば現実的にお金を含めて、相当な負担を日本政府は負うことになる。国際社会でも非難されることになる。経済制裁も受けることになれば、当然、市民生活が大打撃を受ける。関税どころの話ではない」