熊本県芦北町では、正月料理でも重宝されるという珍味づくりが始まりました。


焼き場に広がる香ばしい匂い。


芦北町の加工会社では、今年も「吊るし焼きエビ」作りが始まりました。焼かれているのは、地元で「足赤(あしあか)エビ」と呼ばれる車エビよりひと回り大きなエビ。太い竹串に通され、円形の焼き台で3時間ほどかけてゆっくりと焼き上げられます。


焼きあがった足赤エビは、稲わらで吊るして約1週間乾燥させると出来上がり。


20匹が約1万円で販売され、正月の雑煮の出汁などに使われるほか、殻が柔らかいため、そのまま食べてもおいしいそうです。


吊るし焼きエビづくりは、来年2023年2月ごろまで行われ、1万匹ほどが加工されます。