長距離を歩くことが難しくなった高齢者などをターゲットに作られた電動車いす。
高齢者と子どもの交流にも繋がりそうです。

電動車いす「WHILL(ウィル)」。
運転免許を返納した高齢者などに、外出の機会を提供する新たな移動手段として期待されています。


沖村考祐 アナウンサー
「右手のコントローラーで簡単に操作できるほか、5センチまでの段差なら乗り越えることができます」


前輪には小回りが効く特殊なホイールを採用。また、一度の充電で約20km走れるということです。


きょう11月10日は熊本市南区で、地元の幼稚園児たちが散歩する時間にあわせて地域の高齢者が「WHILL(ウィル)」に体験乗車しました。


地域の高齢者
「良いですねえ」


「特に買い物には良い。スピードも向きも自由に効くけん」


子どもも高齢者も楽しむ様子に、世代間交流を学ぶ熊本学園大学の学生たちも効果を期待しています。

熊本学園大学社会福祉学部 吉津晶子 教授
「『WHILL(ウィル)』を使うことで子どもと同じ速度で一緒に走り回ったりされていて良かったなと思います」