【解説】今後の雨はどうなる?

(解説)坂本くるみ気象予報士

降り始め8日(日)から、10日(火)午後6時までに降った雨の量です。九州で雨量が多くなっていて、熊本県内では湯前町横谷で225.5ミリ、阿蘇市乙姫で215.5ミリ、人吉市で211.0ミリと梅雨入りした途端に大雨となっています。

県内では、線状降水帯発生の恐れはなくなりましたが、再び雨脚が強まっている所があり、雨は長期戦になりそうです。

この先の雨の予想です。10日(火)夜にかけても、県内では広い範囲で雨が降る見込みです。

そして11日(水)未明から明け方にかけて再び雨が強まりそうです。激しい降り方となる恐れもあります。

通勤通学の時間帯も雨は強く降りそうです。

11日(水)にかけて注意すること

▼11日(水)明け方の雨
1時間に30ミリの激しい雨が予想されています。人が受けるイメージとしては、バケツをひっくり返したように降る雨。傘をさしていても濡れてしまい、車ではワイパーを速くしても見えづらい強さです。川の増水や氾濫に注意してください。

▼土砂災害に注意
18時現在、県内の警報は解除されていて、県内ほとんどの地域に土砂災害に注意を呼び掛ける大雨注意報が発表されています。すでに県内では200ミリを超える雨が降っているところもあり、土の中の水分が多くなっています。

11日(水)明け方の雨も加わり、土砂災害には引き続き注意が必要です。

今一度、自分の住んでいるところが、土砂災害警戒区域に指定されていないかどうか、把握しておくと良さそうです。