静岡県静岡市の清水港に着岸した船から「パラサイト型密輸」と呼ばれる手口で運ばれた大量のコカインが見つかりました。
薬物は船の水面下に隠されていて、発見は全国で2例目です。

<田島かのん記者>
「静岡市の清水港です。この港に着岸した船から約20キロのコカインが発見されました」

10月24日、清水海上保安部などが公開した大量のコカイン。
約20キロ、末端価格は5億円相当とされ、2025年7月、清水港に入港・着岸していた外国貨物船の立ち入り調査で見つかりました。

薬物は「パラサイト型密輸」と呼ばれる手口で運ばれていました。


水面から約12メートル下、コカインがあったのは潜水しなければ確認できない場所です。


貨物船の船底に設けられた海水の取り入れ口に隠されていたということです。

船の水面下に薬物を隠す「パラサイト型密輸」。この手口による薬物が見つかったのは全国で2例目だということです。

海保や警察などは大型の密輸事件とみて、国際組織の関与を含めて捜査を進めています。