さまざまな料理に幅広く使える「合いびき肉」。総務省が発表した2024年の家計調査によると、合いびき肉の年間消費額は全国1位は熊本市、さらに購入量も全国1位も熊本市でした。
一体なぜなのか?そもそも、熊本で本当に合いびき肉は売れているか?全国に展開するスーパーや老舗精肉店を訪ねて調査しました。
ミンチコーナー ほぼ「合いびき肉」
まず向かったのはスーパーのミンチコーナー。畜産担当者に「合いびき肉」売れ行きを尋ねました。
イオン九州熊本事業部 畜産担当 南健吾さん「合いびき肉は、ミンチ部門の中でも売り上げの柱になる商品です。需要が高く売れているから、売り場を広く取っている」

その言葉通り、ミンチコーナーは鶏や豚のひき肉もある中、合いびき肉が大半を占めています。
さらに南さんによりますと、熊本では合いびき肉の売り上げが去年(2024年)より3%ほど増加。冷凍の合いびき肉の売り上げも伸びていて、「様々な料理に使えることが売れる理由ではないか」と話します。
南さん「鶏とか豚とかは料理用途が限られてくるので、より幅広く使えて、どの層からも人気の食材かなと思います」
実際、買い物客たちは何を作っている?
買い物客
「麻婆豆腐にちょっと入れたり」
「肉団子」
「ハンバーグ、ミートソース」
「ハンバーグとか、キーマカレーとか」
「合いびき肉だったら、やっぱりハンバーグ」

多くの人が合いびき肉で「ハンバーグを作る」と回答。熊本には『ハンバーグ好き』が多いことが消費額に繋がっているのでしょうか。