建て替え計画が進む熊本市役所の新庁舎について、熊本市はきょう(2月20日)、設計業者が提案したイメージを公開しました。
提案イメージは、市が基本設計から実施設計までを一括発注する、契約候補業者が作成した技術提案書に含まれるものです。

新たな本庁舎の構造は、地下駐車場に加え、市民スペースや議場などを含む地上9階建ての構想です。
業者の提案では1,2階はレストランや郵便局など市民が行きかう「市役所ひろば」とし、花畑広場やバスターミナルと接続する計画で、3階を災害対応エリア、4階から6階を執務エリア、7階から9階を議会エリアとしています。
また、熊本城ホールからの熊本城の眺望を確保するため、一部で高さを制限し、その屋上に「芝生ひろば」を設けてサクラマチクマモトの屋上庭園と一体化する提案です。

市はこうした技術提案を受け、創造性や実現性などを評価し、2月中にも業者と契約を結んで、約1年かけて具体的な基本計画を作成する方針です。
イメージを元に今後の計画が進む?

(スタジオ解説)実は『完成イメージ』ではありません。あくまで、業者の技術的な提案で、仮に「このような庁舎」を建てるなら「こんな機能や街づくり」が考えられるというもので、決定ではないということです。
熊本市は今後、市民の意見も取り入れながら基本計画をまとめる方針です。