パレスチナ自治区ガザでは、この2年で6万7000人もの人々が亡くなりました。1日あたり92人が犠牲となった計算で、10人に3人は子どもです。
テントの外で眠る女の子。2年前、イスラエルとイスラム組織ハマスが戦闘を始めた10月7日に生まれました。
母親
「安全に暮らせません、怖いです。娘は2歳ですが、恐れや戦争、退避を余儀なくされる中で生きてきました」
この2年、イスラエルはハマスの壊滅を掲げ、ガザ地区の全土を激しく破壊しました。これまでの死者は6万7173人。単純計算で、毎日92人が亡くなり、15分に1人が犠牲となっています。
惨状が続くなか、ガザの子どもたちはどうしているのでしょうか。
これまでに6万7000人を超える人々が死亡しましたが、犠牲者10人のうち3人は子ども。その数は2万179人にものぼります。
国連は今年8月、最大都市のガザ市などが最も深刻な「飢饉」に陥っていると発表。食料のない子どもたちを餓死が襲いました。
国際社会は支援物資の投下を行いますが、物資が直撃し、15歳の少年が死亡するなど、食料を求めてさまよう人たちが下敷きになる事故が相次ぎました。そして、今。
ユニセフ報道官
「裸足の子どもたちが祖父母を(車いすで)押して瓦礫の中を歩き、手や脚の一部を失った子どもたちは粉じんにまみれながら懸命に歩いています。子どもたちは容赦なく続く空爆に身を震わせ、ヘリコプターやドローンから放たれる砲弾を見上げています」
ガザ地区の人口の4分の1にあたる50万人以上がいまも飢饉の状態にあるとされています。さらに、深刻化する人道危機で、人口の90%におよぶ、およそ190万人が避難生活を強いられています。
1月から3月にかけてガザ南部の病院で活動した「国境なき医師団」の看護師はJNNのインタビューに、物資不足で病院のスタッフにも限界がきていると答えました。
「国境なき医師団」看護師 中池ともみさん
「彼らにとってはたぶん生き地獄みたいな感じでたぶん生きている状況だと思うので、『頑張って生きて』というのはもう絶対言えないです」
この2年間、イスラエルでも拘束された人質の帰りを家族らが待ちつづけています。しかし、生存が確認されているのはおよそ20人とみられています。ハマスは人質の解放には応じる意向を示していますが、武装解除については態度を明らかにしていません。
仲介国のエジプトではイスラエルとハマスの間接協議がきょうも行われる予定ですが、停戦がまとまり、人々の命が救われる日は、一体いつ来るのでしょうか。
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