旧優生保護法の下、強制的に不妊手術を受けた女性が、初めて公の場で自らの体験を話しました。
国会も10月1日から原因究明や再発防止に向けた検証を始める中、40年の沈黙を破った理由を追いました。
藤枝静香さん「ちょっとドキドキ。頑張ります」

熊本市に住む藤枝静香さん(63)です。これから語るのは、忘れたくても忘れられない過去です。
27歳の時、別の手術後に発覚
藤枝さんは幼い頃から手足のしびれなどの症状があり、脳性小児麻痺と診断されました。22歳で結婚しましたが、2人目を出産した直後の27歳の時、他の病気の手術の際、知らない間に不妊手術をされていました。
藤枝さん「上の子が遺伝性の障害があるから『もし3人目が生まれて、子どもに障害があったら大変だ』ということで、両親が私に何の説明も断りもなく、お医者さんに頼んでいた」
