去年は「やりすぎた」?百貨店のおもてなし
一方、熊本市の鶴屋百貨店では館内の免税カウンターに台湾出身のスタッフを配置し、ストレスなく買い物を楽しめるようサポートします。
中国から「中国語表記がたくさんあるし、買い物をする環境が整っていていい。中国語表記から『友好感』を感じます」
また、日本人には馴染みのある品でも外国人には分かりにくいとして、こんな工夫も。
鶴屋百貨店 許妙鸝さん「こちらは鶴屋のパッケージとくまモンの絵柄がついたカステラです」

くまモン=日本・熊本のもの。その分かりやすさから手に取る人が多いそうです。一方で、こんな変化もありました。
福井万里子アナウンサー「去年(2024年)の売り場では福を呼び込む札やドラゴンの装飾など春節を演出していましたが・・・今年は全く見当たりません」

歓迎を表す貼り紙や小さなランタンはあるものの、どこか控え目。いったいどうしたのでしょうか。
鶴屋百貨店 髙橋優子さん「今年は『通常の中でのウェルカム態勢』で、去年の装飾ほどは準備していない状態です」

実は、これは台湾出身のスタッフの助言によるものでした。
許妙鸝さん「正直、ちょっとやり過ぎだと思いました(笑)。外国人客はせっかく日本に来たなら日本の文化や雰囲気を楽しみたいはず、それを正直に会社に言った。『やり過ぎではないか』と」
戦略は吉とでるか。春節商戦は始まったばかりです。
