熊本県玉名市で、地元工務店6社が住宅展示場をオープンさせます。ライバル同士が協力して知名度不足を補う、そして受注を増やして工務店以外の地場企業も盛り上げたい。地域活性化の一手を追いました。
地元工務店で家づくり「活気ある玉名を」
2024年11月に開かれた住宅展示場の事業説明会。玉名の工務店6社が地域の企業に展示場への思いを伝えました。

TAP住宅プロジェクト 德永篤哉会長「家づくりを通じて活気ある玉名、ワクワクする玉名を作っていきたいと考えています」
発起人で工務店を営む德永篤哉(とくなが あつや)さん。展示場を通して地元工務店の魅力を伝え、ふるさと玉名に雇用や活気を生み出したいと考えました。

德永会長「全国規模のハウスメーカーが受注すれば、熊本ではない玉名市ではないところが潤う傾向にあると思います。それを地元の工務店が受注することで、他地域に流れていた建築資金を地元で消費することができます」
住宅を建てるのに関わる業者は20社から30社ほどあり、德永さんは地元工務店の受注が増えれば多くの地元企業への還元に繋がると話します。

この考えに賛同した玉名地域を中心とした約200の企業が協賛に名乗りを上げました。
住宅設備メーカー「非常に感銘を受けたので、私たちメーカーも協力していきたい」