野球の試合は何回までですか?と聞かれれば、誰もが「9回まで」と答えるはずです。これを7イニングに短めてはどうかという議論が高校野球の世界で始まっています。背景にあるのは昨今の「危険な暑さ」です。

当時の回想(イメージ)
1996年、夏の甲子園、愛媛・松山商業と熊本工業の決勝戦も、いよいよ大詰め!9回ウラ、1点を追いかける熊本工業、2アウトランナーなし、打席には1年生の澤村幸明、打ちました!大きな当たり・・・土壇場で同点ホームラ~ン!

「野球は9回2アウトから」この言葉、野球の世界では「諦めるな」という意味を持ちます。

その野球界で今、9回までやらずに7イニングに縮めてはどうかという議論が起きています。

日本高校野球連盟は選手のケガや熱中症の予防、大会運営の負担軽減などを目的に7イニング制を検討しています。

日本高校野球連盟 井本亘事務局長「7イニングありきやろとか、反対が多いからやらないんだろうとか、そのような片方に偏った状況ではなく、どうしていくべきかというのを皆さんと検討を続けているところ」