熊本県荒尾市は、国勢調査で聞き取った個人情報のメモを紛失したと発表しました。

紛失したのは、1枚の紙に12世帯分の個人情報が書かれた「調査世帯一覧」です。

このメモは、総務大臣から任命を受けた調査員が調査票を配る際に、住んでいる人から名前や住所などを聞き取ったものです。

調査する荒尾市によりますと、30代の男性調査員が9月22日午後6時ごろから担当エリアを徒歩で巡回して調査していたところ、約1時間後に紛失に気付きました。

男性は市に報告したうえで担当エリアを探しましたが見つからず、翌23日に警察へ紛失届を出しました。

市は該当する世帯を訪問して謝罪しましたが、現時点で個人情報の流出は確認されていないということです。

市は全ての調査員に書類を厳重管理するよう通知し、再発防止に努めるとコメントしています。