熊本県が所有するスポーツ施設について、県は今日(22日)の県議会で、県立総合体育館は現地で再整備する一方、リブワーク藤崎台球場は移転する考えを示しました。

木村敬知事「今日ここに県有スポーツ施設の再整備に着手することを宣言いたします」

木村知事は県議会代表質問への答弁で、4つある県のスポーツ施設について方向性を示しました。

県立総合体育館は、プロスポーツや国際大会への対応、コンサートなど収益性の高いイベントへの活用を視野に、今の場所でアリーナを建設すると述べました。

一方、リブワーク藤崎台球場を今の場所で建て替える場合、十分な面積が確保できず、法令上の課題も多いとして、移転する考えです。

ただ、移転先は今後、公募し、実現可能性や財政負担に関する検討を進めるということです。

<知事が示した4つの県営スポーツ施設の方向性>
【県立総合体育館】現地で再整備
【リブワーク藤崎台球場】移転再整備先を公募
【熊本武道館】空調など改修
【えがお健康スタジアム】現状維持

県立総合体育館は「観客5000席以上」というプロバスケットボールの最も高いカテゴリーで戦うための新しい基準も織り込み、

「えがお健康スタジアム」については、交通アクセスの課題に取り組む考えです。

今後のスケジュールは、県立総合体育館が2028年度中、リブワーク藤崎台球場は2029年度中に、それぞれ整備に着手するとしています。