8月の学会で発表 『唾液』検査キット

Craif 平野雅規 シニアリサーチディレクター「新生児誕生から約1.5時間以内に結果判定が可能な、新規のSMAスクリーニングアッセイフローを確立することができました」
血液ではなく唾液を使った新たな検査キットを、東京のベンチャー企業が開発。
8月、熊本市で開かれた学会で初めて発表されました。
採取した唾液を試薬と混ぜ、1時間ほどかけてDNAを増幅、取り出したものをキットに差し込むと、数分で結果が出る仕組みです。

Craif 平野雅規 シニアリサーチディレクター「赤ちゃんが生まれたその施設で、ベッドサイドで実施することができる。検体の輸送や結果の返送というのも省け、非常に結果判定までの時間が短くなっております」
より迅速に、簡単に、SMAを発見する新たな検査方法。小さな命を救うため、現在、全国の医療機関で、臨床試験が進められています。
Craif 市川裕樹 CTO「こういった新しい検査がどういうふうにお役立ちできるか、現場レベルや自治体レベルでいろいろと検証していかなければならないというところが、これを広く社会自走していくために一番重要なところ」