あすは4月1日、家計を圧迫する「値上げの波」が続く一方で、子育てや医療など暮らしに関わる制度が見直されます。

◆子育て世帯への援助増える

新生活が始まる春。新年度は、様々な制度が変わります。子育て世代を支援する政策を担う「こども家庭庁」が発足。出産育児一時金が原則42万円から50万円に増額されます。また、福岡市では第2子以降の保育料が無償となります。

子育て中の母親「物価も上がっているから、ありがたい」

◆「マイナ保険証」に誘導も

病院の受診料も変わります。健康保険証とマイナンバーカードが一体化した「マイナ保険証」を使わない場合は受診料が20円上がり、窓口負担が3割の場合は、6円負担が増えます。通院している人は――。

Q.保険証との連動はしていますか
「はい、してます」
Q.今、使っていますか?
「使ってないです。ちょっと様子を見てという感じですかね」
「安い方がいいじゃないですか、物価高で。安くなるんだったら使いますね」

◆自治体の証明書はマイナカードでコンビニ発給

マイナンバーカードの普及を推進する施策としては、こんなものも……。

RKB三浦良介「福岡市は、住民票の写しなどの証明書をコンビニエンスストアで発行する手数料を、4月1日から10円とします」

福岡市はマイナンバーカードを利用すれば、住民票の写しや印鑑登録証明書などをコンビニで交付するサービスを実施しています。手数料は通常250円から400円ですが、あすから1年間は一律10円となります。



高島宗一郎福岡市長「ちょうど引っ越しのシーズンにも入って、区役所がピークを迎えているんです。混雑していていまして、長いところでは100人待ち以上。証明を取るだけというものについては、これはもう区役所に行かずに、ぜひ皆さんコンビニで取るようにしていただきたい」