福岡県北九州市は去年の9月、市営バスを平日の64便、土曜の3便、減便しました。

ところが一転、来月4月から増便すると発表しました。

不足していた運転手が確保できたといいます。

全国的な運転手不足の中、なぜ北九州市は運転手を確保できたのでしょうか。

年間390万人が利用する北九州市営バス

北九州市若松区を中心に31路線を運行し年間およそ390万人が利用する北九州市営バス。

2024年問題で、運転手の時間外の労働時間に上限が設けられ当時、現行の便数を維持するには14人足りなくなりました。そして、減便に至りました。

北九州市交通局 肥塚秀夫 総務経営課長
「市民の生活の足を守るという市営バスの使命を果たすためには、路線の維持は重要なテーマ。路線を維持するためには、運転手がいないと維持できないということで大変危機感を覚えていました」