今年9月、福岡県粕屋町にある神社の敷地内で22歳の女性に「3万円で手だけでも」などの卑わいな言動をしたとして、41歳の無職の男が逮捕されました。

男は帰宅途中の女性を神社の敷地内に呼び寄せて道を尋ね、女性が調べている途中に卑猥な言動に及んだととみられています。

県の迷惑防止条例違反(卑わいな行為等の禁止)の疑いで逮捕されたのは、福岡市東区に住む41歳の無職の男です。

41歳の男は今年9月6日午後7時ごろ、粕屋町酒殿にある神社の敷地内で22歳のアルバイトの女性に対し「3万円で手だけでも」などと発言して女性を著しく羞恥させ、不安を覚えさせた疑いが持たれています。

翌日、女性の父親が110番通報して事件が発覚。

警察が関係者から事情を聞く、防犯カメラの映像を調べるなどの捜査を進めた結果、41歳の男が関与が浮上したということです。

警察によりますと、事件当時、神社の敷地内で原付バイクにまたがっていた41歳の男は、道路を歩いていた女性に声をかけ、道を尋ねました。

男は、スマートフォンで道を調べていた女性に、「優しいね、かわいいね」などと言った後、卑猥な言葉を発し、女性から「気持ち悪い」と言われると原付バイクに乗って逃走したということです。

取り調べに対し、41歳の男は「やっていませんし、そういった言葉も言っていません」などと話し、容疑を否認しています。

現場周辺では、別の女性も「原付に乗った人から声をかけられた」などと通報していて、警察は男の余罪の有無についても詳しく調べています。