
楽しいランチを終えると、午後からは松山の母校でバッティング練習です。鋭いスイングを見せる田村は、思った通りの打球が打てていると順調な仕上がりを見せます。

田村俊介 選手
「いい感じは…、いい感じだと思います」
“力感のないフォーム” に手応えを得て、センターオーバーの打球を連発しますが、まだまだ伸びしろを感じています。

田村俊介 選手
「まだまだです。じゃっかん、いつもより力んで打ってみようとやっていました。でも、わかんないです。まだ本当に球場で打ったらどこまで飛んでいるか、まだわかんないし…」
秋のキャンプで好調だった中村は、悩みながらの調整です。

中村貴浩 選手
「ぼくのイメージですけど、アピールしようとか思うと、力んで結果も出ないし、けがをするイメージなんですよ。なので、そこはもっとゆっくりやろうって」
16日間の鹿児島自主トレは無事、終了―。

そして、1月27日、大野練習場(広島・廿日市市)に竜平会のメンバーも合流していました。

田村俊介 選手
「もう全然、ぼくらよりも(松山さんは)違うなっていうのはありますし、近くですごく見られるので勉強になりながら練習できました。すごく充実した自主トレの期間になりました。“力感” を入れるところと抜くところっていうのをしっかり自分で理解しながら、ボールに対してどれだけ自分の力が伝えられるかっていうところを確認しながらやっていました」

広島カープ 松山竜平 選手
「(田村は)去年、ちょっと一段階上がったと思うので。それが、自主トレでもいいものを見せてくれたし、すごく楽しみになっています」
田村俊介 選手
「1枠空いたっていうところで、すごく争いになる年だと思うんですけど、そこで勝ち取れるようにしっかり練習していきたいなと思います」
師匠の松山自身もレギュラー争いに向け、まだ上を目指しています。

松山竜平 選手
「やっぱり打点にどんどんこだわっていきたいとは思っているので、打点をもっと増やしてチームの勝利に貢献できるようにがんばっていきたいです」
◇ ◇ ◇

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
田村選手、プライベートのとき、すごく幼く感じるんですけれども、いざ野球の話になると、(筋肉の)“張り感” とか…。高卒3年目ですよね、わたし、使ったことないです、そこまで。すごく自分に向き合っているんだろうなと思いますし、冷静に自分を見られているんじゃないかなと思うので、すごく楽しみです。
石田充 アナウンサー
そんな 田村俊介 選手ですが、春のキャンプの1軍メンバーに名を連ねることになりました。中村貴浩 選手は、初めての1軍キャンプとなります。

天谷宗一郎 さん
力むとよくないって言っていたので、力まずにふだん通りのプレーをしてアピールしてほしいなと思います。