中根夕希 キャスター
同期入団だとお互い意識し合うこともあると思うんですけど、性格も違えば、きっと投球スタイルも違うじゃないですか。そういうところでお互い、いいな、うらやましいなと思うことはありますか?

大瀬良大地 投手
そうですね、やっぱり体の強さは、これは生まれ持ったものだとは思うんですけど、すごくぼくにないものなので、うらやましいなと思いながら。あとはもう指先の天性のものがあるので、すごく変化球の握りだったりとかっていうのはいろいろ相談して話は聞いていますね。

中根夕希 キャスター
実際、お話を聞くこともあるんですね。九里投手はどうですか?

九里亜蓮 投手
ぼくにないものしか持っていないので、もううらやましいです。

中根夕希 キャスター
例えば?

安仁屋宗八 さん
そうそう、わしもそれを聞きたかったんよ。ないものを持っているって、どういうところ?

九里亜蓮 投手
なんていうんですか、こんな穏やかそうに見えるんですけど、実際、チームを引っ張る力もすごいですし、やっぱり本当に頼りにされる人間だとぼくは思うので。ぼく、どっちかっていうと、たぶん一匹狼派だと思うので、なんかすごい、そういうところはうらやましいですし、投げているボール、ぼくが変化球を聞いてもらうときもありますけど、ぼくも大地に聞くこともたくさんありますし、本当に切磋琢磨しながら、意識し合いながら、できるライバルがこれだけ近いところにいるのはすごくうれしく思いながら野球をやっています。

中根夕希 キャスター
安仁屋さん、この2人がいるから安心できるところがありますよね。

安仁屋宗八 さん
ありますね。今、チームメイトでライバル意識を持ってやっている。それが一番なんですよ。ぼくは、よそのチームのピッチャーにライバル意識も必要ないと思う。味方同士でライバル意識を持ったら絶対、勝っていける。ぼく、自分のことなんですけど、外木場とライバル意識を持って戦っていた。彼が負けたときに「よし、ここ追い越すチャンス。引き離すチャンス」。それで勝ったときは「絶対、これ以上、離されんぞ」と。やっぱり闘争心というのがわきます。チーム同士でライバル意識を持って、ぼくは戦ってほしいなと。今、いいことを言ってくれたなと思いますよ。来年は絶対、それが出てくると思いますからね。