一方、こちらは、広島市内のスイミングスクールです。去年から入会者が増え始め、前年比では2~3割増加しているそうです。


保護者
「水が苦手だったので、早く少しでも克服して。学校でも泣かなくてもいいように」

東雲スイミングクラブ 福島真吾支配人
「顔をつけることが難しい子。最初は少し時間がかかるが、水に慣れるきっかけさえできれば、とんとん拍子で伸びるお子さんも」

スイミングスクールに通う子どもたちも学校の水泳授業を楽しみにしています。


子どもたち
「6月にプールあるから、みんなできるのに、わたしできないってなっちゃうから始めた」

「足でけったりするのが好き。学校でも練習することで、もっと泳ぎ方が身につくかな」

一方、5月下旬になって、多くの小学校でプール授業再開のプリントが配られたことで、水着売り場は、混雑したそうです。


ゆめタウン広島 ライフスタイル担当 古瀬幸江さん
「コロナ禍前の半分くらいの品ぞろえだったが、急きょ、たくさんのお客さまが来られたことで、品ぞろえを集めて対応した」

4年生と2年生のお子さんがいるお母さん
「(2年生は)スクール水着を着たことがないので、どれを選んでいいのか悩んでいる状態。(4年生は)全然、サイズが変わったので、上の子の水着も買わないといけない」


3年ぶりの水泳授業で水着のサイズが合わない子どもが増加しています。ゆめタウン広島でことし5月の水着関連の売り上げは、プール授業があった2019年に比べて、1.8倍に上ったということです。

そして、きょう。小学校でプール授業が始まりました。


残念ながら児童たちには少し肌寒かったようです。

3年ぶりの水泳授業ということは、当然、先生たちも3年ぶりの指導となります。新卒3年目までの先生たちは、水泳授業は初めてということもあり、あらためて教員同士で水泳授業に関する研修を行ったそうです。

子どもたち
「プールで浮いたり、顔をつけたり、歩いたりした」
「4年生全員じゃないけど、みんなで泳げたのが楽しかった」


児童たちは、早く新しい泳ぎを覚えたいと話していました。

白島小学校によりますと、今年度の水泳授業は、最終学年の6年生と入学して以来、水泳の授業がなかった3年生を優先して行う予定だそうです。

急きょ、水泳授業の再開が決まったということで、水着の用意が難しい場合は華美でないものであれば、ことしは許可されるそうです。