上演を終えて、部長の水野さんが、部員の思いを代弁してくれました。

演劇部 水野凜香 部長(3年生)
「原爆のこと、当時の市商生の願い・考えとか、みんな、自分なりに考えるいいきっかけになったと思います」

原爆の日、部員たちが訪れた場所は…

8月6日の「広島・原爆の日」―。部員たちは、建物疎開中に犠牲になった ”先輩たち” 195人の慰霊碑を訪れました。

そして、慰霊碑の裏に刻まれた「造船工業学校」の歴史についてもあらためて考えました。『ねがいましては』に込められた思いは、部員たちにしっかりと受け継がれています。

  ◇  ◇  ◇

青山高治 キャスター
熱が感じられる演劇で引き込まれました。こうやって、学びたくても学べなかった自分たちの学校の歴史を演劇を通して知ることで戦争や平和について考えるいいきっかけになりますね。

小林康秀 キャスター
演じながら身をもって考える。平和学習っていろんな形があるんだなと思いましたけど、本当に自分の中にすっと入ってくる取り組みじゃないでしょうか。

河村綾菜 キャスター
ストーリーに生徒たち自身の演劇に対するまっすぐな思いが加わるからこそ、よりダイレクトに心に響くのかなと思いました。