混戦の続くセ・リーグで6年ぶりの頂点を目指す広島東洋カープ。そんなカープに負けじと、かつての仲間が新たな道に挑んでいます。

プロ野球選手のセカンドキャリアにはいろいろありますが、ちょっと変わったことに挑戦しているのが、元広島カープ投手の 戸田隆矢 さん。安芸津で始めたレモン栽培は育て始めて2年―。現在の戸田さんを取材しました。

戸田隆矢 さん
「しっかりと混ぜながら飲んでくださいね」

とあるイベントでレモンソーダを販売しているのは “トッティー” こと、元カープの戸田隆矢さん。2011年のドラフトで3位指名され、カープに入団。2016年には初の完封勝利も達成しました。その後は故障もあり、2022年オフに現役を引退しました。

こちらが安芸津のレモンを使った、名付けて「トッティーレモンソーダ」。

戸田隆矢 さん
― 月にどれくらいイベントを?
「今、多いですね。4回とか5回」

加工業者や知り合いのホテルのシェフらと試行錯誤を重ね、完成させました。

戸田隆矢 さん
「特製シロップです。こだわっている」

イベントなどに出展し、最大で一日800杯を売り切ることもあったとか…

戸田隆矢 さん
「ちょっと甘めなんですよ。シロップでもいっぱい種類があって、酸っぱくもできるし、甘くもできるので。トッティーレモンでいろんな味を楽しめるジュースですね、そういったものを作っていきたいなと思っています」

ソーダを作るのは、妻の遙さん。つきあい始めたころは野球選手であることすら知らなかったということですが、今のトッティーについて聞いてみると…

妻 遥さん
「支えるというか、一緒に楽しむって感じです。楽しそうですよ。自由で楽しそうで。やりたいことを全部、挑戦していくみたいなスタイルなので合ってますよね。やっぱり自分でやっていくことが」

戸田隆矢 さん
「(妻が)『やりたいこと、やればいいじゃん』って言ってくれたので、何の迷いもなく、今の仕事できていますね」