セ・リーグ首位を争う広島カープに今、欠かせないベテランのインタビューです。
広島カープ 松山竜平 選手
「(チームの雰囲気は)すごくいいですね、本当に。3連覇したときぐらいの雰囲気があります。みんな、楽しそうに野球をやっています」

阪神と首位を争う、熱い戦いでセ・リーグを盛り上げている広島カープ。プロ16年目、チーム最年長の 松山竜平 は、現在のチームに確かな手応えを感じています。

松山竜平 選手
「負けていても、誰かランナーが出たりしたら盛り上がるし、ピッチャーが抑えたら盛り上がるし、そういうのがすごく出ていますよね。仕事とはいえ、やっぱり好きなことをやっているので、楽しくやらないと、たぶん、そういう結果とかそういうのもついてこないと思うので、今の雰囲気っていうのはすごくいいと思います」
今シーズンは、ここまで(7月31日時点)50試合に出場。得点圏打率は3割を超え、代打では4割に迫る打率を記録。頼れる一打でチームに貢献しています。

松山竜平 選手
「構えから力が入っていたら、いいパフォーマンスができないと思うので、そこはもうリラックスして構えるっていうことは大事にしています。やっぱり悔いを残したくないですからね。1打席しかないとはいえ、その1打席をいかに自分のパッティングができるか考えているので」

「ぼくだけじゃなくて、やっぱり周りがそういう雰囲気にさせるっていうのもあるし、周りの雰囲気のよさがぼくをけっこう燃えさせてくれるというか、信頼されているなって思わせてくれるっていう。そういうので、固くならずに行けるっていうか、楽に自分のバッティングができるっていうのはあります」

そんな松山竜平が大切にしている時間があります。それが、試合前の打撃練習―。この時間で自身の状態と向き合っています。

松山竜平 選手
「ずっといい状態が続くわけじゃないので、いろいろ試しながら試しながらやっていく中で、きょうはこれ、こういうフォームとかトップの位置とか、そういうのを日々、探しながらやっています。やっぱり、その日によって体の状態も違いますし、そこでなんとかバットがスムーズに出るフォームだったり、動きだったりを探しながらやっています。若いころはそういうのは全然なかったんですけど、年を重ねていくうちにこういうことをしていったら変わってくるんじゃないかと思って、やっていったら、けっこういい結果がついてきて、今はここまで来れているので」