「住みたい田舎ベスト1位」の街をしのぐ⁈ 驚きの空き家入居率

過去30年間の広島県内の空き家の数です。県内では20の市町、つまりほとんどの自治体で空き家対策に取り組んでいますが、全国的に見ても広島県には空き家が多く、また、増加率も全国平均に比べて高い、というのが現状です。

そんな中、庄原市の山内自治振興区(=山内地区)では、4年間で21軒の空き家に入居が決まって、移住した人はなんと62人!

これがどれくらいすごいかというと…? 今年「住みたい田舎ベストランキング」で1位になって話題の長野県飯田市は2019年からの4年間で30軒の空き家に入居が決まったんですが、こちらの市の人口規模はそもそも約4万300世帯。対して山内地区は700世帯足らず。…わかっていただけますでしょうか?

この人気の背景には、ものすごく細やかなサポート体制があり、その一端を取材しました。

「サトちゃん」の貯金箱と旧式の水筒をそれぞれ300円で購入する女性。
「これはお花を入れようかなと」