G7広島サミットでは首脳たちをもてなした料理にも関心が集まりました。料理に使われた地元・広島の食材の関係者は、知名度アップにつながったと喜び、今後への期待をふくらませています。

サミット期間中の20日、海外メディアの取材陣に囲まれる広島県の湯崎知事です。手に持つのは、比婆牛のしゃぶしゃぶ。広島の食材のPRの一環で比婆牛を紹介したところ、取材が殺到したのです。理由は…

記者
「きのうのG7のリーダーたちも召し上がりましたか?」

G7メニュー 赤ウニを添えた比婆牛ステーキ

前の晩、宮島の老舗旅館「岩惣」で開かれた首脳たちのディナーに比婆牛のステーキが登場したからです。

広島県 湯崎英彦 知事
「やっぱり首脳のみなさんに召し上がってもらったものは注目していただけるので」

比婆牛は、肉質のよさで知られていますが、農家の減少で生産頭数が減っています。貴重品のため、今回、岩惣は県の紹介で肉を仕入れたということです。

県では、サミットを機に比婆牛を取り扱う飲食店を増やすなど、生産拡大を後押しする考えです。