広島市東区矢賀で今は2軒の農家が育てている「矢賀ちしゃ」。細かい縮れが多く、横に広がって育つのが特徴です。

農業 飯田澄雄 さん
「食べたら割と苦みがある野菜なんです」

昔からこの地域で作られていましたが、いったんは栽培が途絶えていたものを、20年前、県の農業ジーンバンクからタネを取り寄せ、復活させました。

実はそのタネは、飯田さんの妻の父が預けていたもので、飯田さんは、それ以降、タネ採りを続けています。

農業 飯田澄雄さん
「矢賀でタネを採って、矢賀で作って、初めて本物の矢賀ちしゃが残るんじゃないかという気持ちじゃね」