今、語り始めた理由

忘れることも、仲の良い友だちに話すこともできずにいた、81年前の、夏の記憶。

それでも今回、話をしてくれたのは、テレビに映った、戦火のなかの子どもたちが、きっかけでした。

「私ね、せっかくこんな平和になって、やっぱり平和のありがたさがあって。今、外国の子供たちを見るでしょ、テレビで。

本当に気の毒で、やっぱり『どんなことがあっても、戦争はしちゃいかん』と分かって分かってくださればと思いますよ」

今年も迎えた、原爆の日。名古屋の地で、静かな祈りの時を過ごします。