今回の熊本地震で被災した住宅がおよそ1万6000棟に上るなか、熊本県宇城市では、きのうから災害ボランティアによる片付けが始まりました。

宇城市のボランティア受け入れ拠点には100人以上が集まりました。県内からの参加者には、10年前の地震への思いがありました。

熊本市から参加の高校3年生
「10年経って高校生になって『人の役に立ちたい』『地震の復興に携わりたい』と参加した」

熊本・菊陽町から参加の人
「(10年前)お世話になったので、こちらに思いを返したい」

受け付けをした参加者はさっそく、片付けに取りかかりました。

中上美好子さん
「うれしいです。1人じゃできない」

依頼した中上美好子さん(81)は今年1月に夫を病気で亡くして、一人暮らしです。初盆を控えるなか、地震で仏壇が倒れましたが、連日の猛暑で体調を崩し、片付けができていませんでした。

中上美好子さん
「仏壇は使えますか」

ボランティア
「使えます使えます」

中上美好子さん
「良かった」

ボランティアは1時間ほどで手際よく片付けていました。

中上美好子さん
「体の調子が悪くて、家に帰ってこられなかった。助かります」

一方、被災地では台風13号の心配も。

記者
「八代市の住宅では接近する台風に備えて、屋根にブルーシートを張る作業が急ピッチで進められています」

八代市鏡町の被災した住宅では、県の建設業協会と陸上自衛隊によるブルーシートの設置作業が進んでいます。

しかし、作業にあたる人員が不足していることから、熊本県はきのう、国に支援を要請しました。