故・應武監督が遺した「ALL崇徳」の魂
かつて1976年のセンバツで初出場初優勝の偉業を飾った崇徳。その黄金期を支えたのが、当時捕手を務めていた故・應武篤良 前監督と、主将として遊撃手を守った山崎隆造 現総監督(元広島東洋カープ)だった。
近年までは本校キャンパスのグラウンドを他部活と共有せざるを得ず、恵まれた環境とは言えなかったが、古豪復活を願う学校関係者やOBたちの情熱により専用グラウンドと学園寮を整備。ハード面でも全面バックアップする体制が整えられていった。
そして、チームが合言葉として掲げるのが、2022年に監督在任中に亡くなった應武前監督が遺した言葉「ALL崇徳」だ。グラウンドの選手、ベンチ外の部員、指導者、OBや学校関係者全員の力を集結させて古豪復活を果たそうという強い情熱が込められている。
20年以上母校を指導してきた藤本誠 監督もまた、2018年に崇徳の監督に就任した應武前監督から多くを学び、胸に刻んだ一人だ。その遺志を継ぎ、再び監督として采配を振る指揮官は「過去に悔しい思いをしてきた先輩たちの想いがすべて詰まっている」と語る。現在のチームには、脈々と受け継がれてきた崇徳の歴史と、半世紀の悲願を背負う熱き想いが、確かなバックボーンとして流れているのだ。



































