(2022年3月19日 RCC「IRAW」掲載記事より)
5年総額100億円。

メジャー歴代の日本人野手最高額の契約で1年目を迎える鈴木誠也選手(27)が、日本時間の3月19日午前、カブスのキャンプ地・アリゾナ州メサで晴れの入団会見に臨みました。

カープと同じ「C」の入ったユニホームで会見場に現れた誠也の第一声は・・・

「ハロー、マイネームイズセイヤスズキ、ナイストゥミーチュー。英語はこれぐらいしかまだ分からないので・・・」
「緊張して言葉が・・・」
「素晴らしいチームですし、たくさん評価をしていただいて、その熱意に心がやられて、それが一番の決め手になりました」

背番号は、希望していた「27」に決定。
その理由を問われると・・・カープファンにおなじみの誠也節がさく裂しました。

「マイク・トラウト、アイラブユー!(報道陣爆笑)」

エンゼルスのスーパースター、マイク・トラウト選手(30)は、強肩強打の外野手で、鈴木誠也にとっては「目標」として己を磨いてきた、憧れの選手です。彼の背番号は27。カブスでは、別の選手が身に着けていましたが、譲ってもらう形となりました。

ところで、鈴木誠也公式Twitterには、緊張の入団会見だった故に、ある大事な言葉を言い忘れてしまったという後悔が綴られていました。

「 広島東洋カープから来ました 」

これは、2007年12月、カープの先輩・黒田博樹さんがドジャースに入団したときの発言 「日本のプロ野球、広島東洋カープから来ました黒田博樹です」 を意識したもの。いまだにカープへの愛着を強く感じる誠也にとっては、必ず口にしたい言葉だったようです。

ともあれ、メジャーに行っても、やっぱり「C」が似合う誠也。会見後はさっそく練習に参加したということです。