「グッとこみ上げるものがあった」新井監督が心を打たれた"ある若ゴイ"の姿勢
約1時間の収録で、新井監督は「チャンス」という言葉をしきりに口にした。2025年は9月20日にBクラスが確定して以降、新井監督は多くの若ゴイに1軍の経験を積ませた。
その中で、限られたチャンスを必死に掴もうとしている”ある選手”の姿に、新井監督は感銘を受けたという。
アンガールズ・田中卓志
「開幕してすぐに二俣翔一選手が、歯が8本欠けて。その直後に新井さんが二俣選手に『どうする?』って聞くっていう。普通はもうちょっと休めるじゃない?
どうするって聞くところに俺は新井さんの『このチャンス、お前に任せる。どうするか判断は決めろ』って気持ちを感じたんですけど」
新井貴浩監督
「まさに田中さんおっしゃる通りですよね。あの時監督に『どうする?どうしたいんだ?』って聞かれたら、おそらく『出たいです、出させてください。』って言うのは分かってたんですけど、あえて聞いた部分もあるんですけど」
新井貴浩監督
『あの日試合が終わってからですね、彼が病院に行って帰ってきて私のところに来たんですけど、『どうする?』って聞いた時、『出たいです!』『出させて下さい!』って言った時には、何かこう、自分もこうグッと込み上げるものがありましたね。それだけやっぱり、『今このチャンスを逃したくない。掴みたいんだ!』って思いがあるんだって。ただ使ってる時は、自分が"バント"のサインも出しましたし、『もう頼むから抜けないでくれ!』ってベンチで祈っていましたね」
アンガールズ・田中卓志
「いや、でもそういう気持ちで、これで成長してほしいよね」


































