実は、門田さんはクワイ農家1年生…。

6年前に脱サラして、シャインマスカットを作りながら、収入安定のためにことしからクワイも始めました。

そんな門田さんをサポートしようと、この日、くわい出荷組合の渡辺 組合長の姿が田んぼにはありました。

福山クワイ出荷組合 渡辺孝信 組合長
― 門田さんが新規就農したが…
「それはもう…、子どもといったら失礼なのですが、クワイの宝ですね」

生産者と地元のJAは、クワイをもっと身近に感じてもらおうと、9年前から商品開発に乗り出しています。

スナック菓子が人気を集めていますが、先月、5年ぶりの新商品「福山くわいカレー」の販売を始めました。縁起物ならではの狙いがあるといいます。

JA福山市 福山グリーンセンター 倉田一郎 センター長
「おせち料理が今までは主流だったが、たとえば受験であるとか、昇進・昇格、中学生や高校生の方であれば、あす試合だとか、そういうときには前の日にはこれを食べてもらい、翌日に力を十分に出していただければと思います」

「芽が出る」クワイをお正月だけでなく、さまざまな場面で…という全国一の産地の挑戦―。 くわいカレーは、JA福山市の産直市などで購入できるということです。