7月の参議院選挙で、いわゆる「1票の格差」が是正されていないのは憲法違反だとして、弁護士グループが選挙無効を求めている裁判で広島高裁は25日、「違憲状態」と判断しました。選挙無効の訴えは棄却しました。
この裁判は、一票の格差が最大3.13倍あった7月の参議院選挙は、憲法が保障する選挙権の平等に反するなどとして、弁護士グループが、広島県選挙区と山口県選挙区の選挙無効を求めているものです。
これまでの裁判で原告側は、「参議院選挙の1票の格差は、前回は最大で3・03倍だったが、今回は最大3・13倍に拡大している」などとと主張していました。
一連の訴訟では、別の弁護士グループも同様の訴えを広島高裁に起こしていて、そちらは10月31日、「違憲状態」との判決がでていました。


































