「世界一のオリーブオイル」を支える地元愛
一方、地元に残り「世界一の称号」に貢献する若者もいます。
永松魁人さん(江田島オリーブファクトリー)
「2年目で2回目の収穫。だいぶ効率も上がってきて、パッととれるようになった」
地元・江田島市出身の永松魁斗さん。江田島オリーブファクトリーの社会人2年目です。

永松魁人さん(江田島オリーブファクトリー)
「小中高と地元に残り続け、貢献したい思いが強い農業の仕事を選んだ。皆さんにオイルとして食べてもらうのはうれしい」
江田島オリーブファクトリーは2019年、日本のオリーブオイルでは初めて、世界1位に輝きました。毎年この時期は、実の選別や加工など社員総出で作業します。永松さんは島特有の「人との近さ」を愛着だと感じています。
一方、島全体では、少子化の波が押し寄せています。永松さんの母校・大柿高校はかつて、800人近くの生徒がいましたが、いまは74人にとどまっていて、卒業生の多くが島を離れています。

永松魁人さん(江田島オリーブファクトリー)
「ランチなど若者が遊べる場所があまりない。広島市や県外への流れが多い」
島の魅力を高めるきっかけが必要だといいます。
永松魁人さん(江田島オリーブファクトリー)
「江田島を名乗れるようなイベントがない。地元や県内の飲食店が来られたら盛り上がる」

































