”見えない症状”が診断を遅らせ

睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に起こるため、自覚しにくいのが特徴です。

広島ハートセンター循環器内科医 中村真幸医師
「特に女性の場合、痩せていて、いびきをかかない方も少なくありません。そのため、男性に比べて発見が2?3年遅れてしまうケースも多いんです」

さらに、女性ならではの見逃しやすい原因があります。

中村医師
「頭痛や、眠りが浅い、疲れが取れにくい、イライラするなど漠然とした症状を訴える方が多く、睡眠時無呼吸症候群の診断がつく前に、更年期やうつと診断されていることがあります。いざ、検査してみると、実は睡眠時無呼吸症候群が隠れていたというケースも少なくありません」