「1時間に21.5回」見えない異変のサイン

自宅で睡眠時無呼吸症候群の簡易検査を受けた元プロ野球選手の天谷宗一郎さん。数日後、検査の結果を聞くために病院を受診しました。
天谷さん
「中村先生、検査の結果はどうだったんでしょうか?」
広島ハートセンター循環器内科医中村真幸医師
「1時間に10秒以上呼吸が止まったり浅くなったりした回数は、21.5回でした。睡眠時無呼吸症候群の中等症ですね」
天谷さん
「えっ…そんなに?」

中村医師は、モニターに映る数値を指差しました。無呼吸・低呼吸の回数(AHI)の数値です。AHIというのは、1時間に10秒以上呼吸が止まる、もしくは浅くなる回数を1時間あたりで示す指標です。
▽5階未満=正常
▽5~15回未満=軽症
▽15~30回未満=中等症
▽30回以上=重傷
天谷さん
「睡眠時無呼吸症候群の中等症…、どうすればいいんでしょうか。」
中村医師「簡易検査で1時間当たり40回以上の重症ですと、即治療になるんですが、天谷さんは21.5回の中等症ですので、即治療ということではないんですが、中等症ですので、より正確に把握するために、精密検査(ポリソムノグラフィー)を受けることをお勧めします」

































