3か月で4件の詐欺被害を防いだとして、7月30日、広島市の金融機関に感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、広島銀行可部支店の支店長代理・石崎健さんと、行員の中岡朋子さん、蕪迫奈美さん、石田美智子さんです。

5月22日、窓口を訪れた40代の男性が、石崎さんに対し「警察から銀行口座が犯罪に利用されており、解除のために入金が必要だと言われた」などと伝えました。

振込先の口座が凍結されていたこともあり、不審に思った岩崎さんが警察に通報したことから100万円以上の詐欺被害を未然に防ぎました。

こちらの支店ではこれを含め4件の詐欺被害を3か月の間に防いだといいます。

支店長代理 石崎健さん
「簡単に儲かるとか、簡単に何かが出来るというのは、大体怪しいと思っていただければ」

さらに、感謝状の贈呈が決まってからこの日までに、新たに3件の詐欺被害も防いだということです。

支店長代理 石崎健さん
「私の経験の中ではここまで続いたことはなかったです」

支店長 冨田康誠さん
「うちの支店でこれだけあるということは、他のところにもまだまだあるんだと思う」

広島銀行可部支店は、多発する詐欺行為に戸惑いつつも、「今後も引き続き注意して防止していきたい」としています。