「改めて言わせてください」被告が最終陳述で殺人と死体損壊を否認

渡部大地被告

4日の論告で、検察側は「被告はその時々に把握した検察側の証拠にあわせて、うそをついていると言わざるを得ない」などとと指摘。「植木さんの命を奪ったばかりか、遺体を解体し、存在そのものを消し去ろうとした、極めて悪質な犯行だ」などとして、懲役20年を求刑しました。

一方、弁護側は「骨に傷をつけず、包丁1本を使って2時間程度で解体(検察側の主張)するには相応の技巧が必要」「そういった作業に無縁な被告に、可能であったとは到底考えられない」などと主張。一方で死体遺棄については有罪であるとして、執行猶予付きの判決を求めました。

裁判の最後に、渡部被告は「自分は植木さんを殺していませんし、解体もしていないということを改めて言わせてください。植木さんをけがさせて、遺体を捨てたことを心から反省していることをお伝えします」などと話し、裁判は結審しました。

判決は今月13日に言い渡されます。