●カープファンにメッセージを。
「カープファンのみなさまへ、マツダスタジアムを真っ赤に染めてほしいです。
そして、選手に力をください。私たちは、みなさんを喜ばすし、
またみなさんの気持ちを、真っ赤に燃えさせるように頑張っていきたいと思っています」

●どのような練習を?
「質も量も大事だが、プロの世界は厳しいから、またカープの伝統として、猛練習という伝統があるので、量も質も両方追いかけていきたい。寝ていてはうまくならない、しっかりたっぷり汗を流してもらいたい」

●スケジュール感は?意気込みは?
「今すぐにでも練習に参加したいが、スケジュールがあるので、球団と調整しながら、できる限り皆と早くコミュニケーションを取りたいと思っている」

●地元広島で、同じ県立広島工業高校。同じ高校から2人の監督がでるのは珍しい。高津ヤクルトをどのように倒したい?
「難しい質問ですね。広島の同じ高校からセ・リーグの2つの球団の監督に同時にいるのは、すごく珍しいことだと思う。高津さんは連覇されてますし、ヤクルトも、若手・ベテラン・外国人選手、すごくバランスのいいチームだと思う。すごく強いですし、そこにどう立ち向かっていくかというのはいまから考えていきたい。高津さんは高校の先輩なので、アドバイスいただけるかなと思っている」

●3連覇のときのような強さを取り戻すために何が必要?
「まずは、若手の底上げというか、力をつけさせることが大切だと思っている。ただシーズンは長いので、3連覇した時がそうであったように、若手だけでは勝てない。あのころも、若手・中堅・ベテラン・外国人選手がすごくバランスのいいチームだったので、なにごとにおいてもバランスを大切にしていきたい」
「全てにおいて言えること。一試合一試合のゲームのバランスもそうだし、シーズン中も1年単位で考えたとして、シーズン中の序盤、中盤、夏場以降の後半でもそういうことを念頭に置きながら、ピッチャーの起用や采配もやっていきたい。目の前の戦いには一生懸命、全力で戦うが、同時に1シーズンでも、中・長期的なビジョンをもって戦いたい」

●今日のネクタイは自分で選んできた?
「そうですね、はい、自分で(選んだ)。小さいころから、私は広島で、カープファンでしたし、『どれか色を選びなさい』と言われた時に小さいころから、一番目は赤でしたし、きょうも赤です」

●現在のカープの強みとウィークポイントを新井監督からどう見ている?
「まずは強みなんですが、投手も野手も、これからという選手はたくさんいる。ポテンシャルの高い選手もたくさんいると思います。そこは、楽しみです。ウイークポイントとしては、今年の戦いのなかもそうだったんですけど、カープの昔からの伝統の野球というと、グラウンドを走り回る野球。私も小さい頃にそういう野球を見てきてますが、そういった面では、走るという面では、寂しかったなと思う。これは、足が速い遅いではなく、盗塁ができるできないではなく、もっと走塁の意識というのを持ちながら、打つ方と走る方、両方の面で、相手チームにプレッシャーをかけられるような、そんなチームにしたいと思っている」