梅川 千輝 記者 2014年当時
「今、たくさんのブルーベリーに囲まれています。でも、実はここ、ビルの屋上なんです」

そして、2010年代、その屋上はブルーベリー園に。
サンモール 枡本 三千代 社長
「とにかく、みなさんと集える場所を提供しようと、ここ10年ぐらい、ずっと続けてきています。新たな思い出を作っていただくことができたらいいですね」

地元に密着しつつ新しい文化を発信し続けてきた半世紀…。今、買い物のあり方が多様化する中で、また、新しい歴史を積み重ね始めます。

― サンモールでは、50年を記念して、みなさんから思い出を募集して1冊の本にまとめました。この本をまとめたのが、実は清水 浩司さんです。

清水 浩司さん
「サンモールの思い出についてエッセーを送ってもらって、50点収録しています。『ヤングマインド』というキーワードが出ていますが、みなさんにとっても『青春の思い出の地であることが多いんですよね。デートで使ったり、バンドコンテストに出たり、本当に友だちと蓬莱で食べたとか。今も食べていますが、みなさんの思い出をあらためて広島の地元のファッションビルであるサンモールが作っていて、こういうことがあったよねと。われわれも50歳ですけど、1回、青春のことを思い出して、また、それを踏まえて、さらに未来に行くきっかけになればいいなという思いを持って作らせてもらいました」

「サンモールの50年は、広島の繁華街や日本の50年も象徴しているので、そういう意味でも貴重な本ができたと思います」

― 懐かしい写真やイズミの山西社長もサンモールのリニューアルに関わっていたという逸話も紹介されています。広島都心部の再開発が進んでいますが、サンモールが今後、どういう拠点になっていくのか注目していきたいと思います。