「大先輩の活動がやっと…」阿部さんへの思いを手紙にしたため

箕牧さんは、阿部さんに手紙を用意していました。阿部さんが、ハキハキとした声で読み上げました。
箕牧さんの手紙
「お元気でお過ごしですか。私は前から一度お会いして、79年前の原爆当時から今日までの話をお聞きしたかったものです。私たちの大先輩の活動が、やっと世界から認められました。広島県被団協には当初から関わられたことでしょう。これからも元気で私たちをご指導ください」
被爆当時3歳だった箕牧さん。「受賞式に自分が出席するプレッシャーは感じていなかった」と話すものの、「受賞したのは大先輩たちの活動のおかげ」だと何度も口にしていました。

箕牧さんが被団協の活動に加わったきっかけとなった、2021年に96歳でなくなった前代表委員の坪井直さん。受賞式では、心の中で何度もその姿を思い浮かべました。