物価高が続くなか、学生たちの「食」を支援する取り組みが19日、広島市の大学で行われました。
広島女学院大学は、一人暮らしや日本学生支援機構の奨学金を利用する学生を対象に菓子パンなどを無料で配りました。

「食」の支援は、山崎製パン広島工場とヤクルト山陽の協力を得て実現。このほか、学食で使える2000円分の食券も用意されました。
一人暮らしの学生
「よく食堂を使うが、値段が上がってしまった。(支給は)うれしい」
管理栄養学科の学生
「野菜が高くなった印象。なるべく安いものを買う。同じような料理が多くなる」

大学の物価高に伴う支援は、2年ぶりです。
広島女学院大学 総合学生支援センター
今井妙事務課長
「朝ごはんを食べずに学校に来る。お金がないから買わないこともある。学生たちには安心して大学に通ってもらいたい。できるだけ私たちも支援を続けたい」
学生たちの厳しい食卓事情を支える取り組みが、今後しばらく続きそうです。