ノーベル賞のパロディーとしてユニークな研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」。ことしの受賞者が発表され、19年連続で日本人が受賞しました。
 
その研究テーマは、「シマウマ」ならぬ「シマウシ」です。

日本人が生物学賞受賞 研究内容は黒い牛をシマウマ模様に塗装

日比麻音子キャスター:
ユーモアな研究や開発などに贈られる「イグ・ノーベル賞」。今年は次のような研究も受賞しています。

【文学賞】
自分の爪が伸びる速度を35年にわたり粘り強く記録・分析し、アメリカの博士が受賞

【平和賞】
アルコールを飲むことで“外国語で話す能力”を高めることを研究し、ドイツの研究者らが受賞

さまざまなユニークな研究がありますが、日本人は生物学賞を受賞しました。それが、黒い牛をシマウマ模様に塗装した“シマウシ”

アブなどの吸血昆虫が寄りつきにくく、虫によるストレスを軽減したり、感染症の防止や、殺虫剤の使用を減らしたりする効果もあるということで、農業・食品産業技術総合研究機構の兒嶋朋貴研究員らのチームが受賞しました。

大胆ですが、ウシにとって良い研究ですよね。“シマウマ模様のシャツ”は人間でも効果はあるのでしょうか。

害虫防除技術研究所の白井良和所長に聞いてみたところ、「アブなどはわかりませんが、蚊は黒に寄ってくるため、ストライプのシャツでは防げない可能性が高い」とのことで、人間にはあまり効果はないかもしれません。